はじめまして

おうちごはん

無類のパン好き、パスタ好き!外食するならイタリアン!

そんな私が母になった時、愛する息子は小麦も卵も食べることのできない食物アレルギーでした。0歳の離乳食期にうどんでアナフィラキシーを起こし、その後の検査で小麦、卵のアレルギーがあることが発覚。当初は私も知識がなく途方に暮れましたが、なんとしても育て上げねばなりません。息子の栄養、息子の食べられるものを考え続ける日々。少しでも食べてくれるようにと味付けを息子の好みに合わせたり、一般的に子供が好きそうなメニューを息子が食べられるようにアレンジしたり。幼稚園でさみしい思いをしないようにと、まわりのお友達が食べる給食やおやつを代替品で再現して持たせたりもしました。

そんな息子も今年から小学生。嬉しいことに食欲旺盛で、大人と同じ量をペロリと平らげることも。あまり好きでない料理も文句をいいつつ食べてくれるようになりました。

息子の食生活と懸命に向き合ってきた数年間。振り返ると大変なこともあったけど、なんとかやれてるじゃん、私!なんて我ながら思う今日この頃です。

一方で、自分の食べたいものとの乖離を感じているのは、少し余裕が持てるようになった証かもしれません。

そろそろ、息子にばかりフォーカスする生活ではなく、自分自身もいたわる生き方をしよう。そんなことを思うようになったのは歳のせいかもしれませんが、最近は自分のために意識していることがあります。

それは、私自身の‟食べたい気持ち”を満たしてあげるということ。幸せは人それぞれだけれど、私は大切な人たちと美味しいもの食べてお酒を飲む時間がなにより幸せ。心(と胃袋)が満たされると、明日からまたがんばろうと前向きにもなれます。母のポジティブなエネルギーは家族の幸せにもつながるはず!

ただし、アレルギーの観点から外食のジャンルが限られている我が家。

食べたければ自分で作るしかない!

そんな発想から始めたのが家での食事の記録、「おうち食堂」です。私が好きな料理を、息子も食べられるように材料を工夫したり、市販のものやレトルトなんかも使ったりしながら、家での食事を美味しく楽しく充実させていく。もちろん成長期の子供の栄養も考えながら、家族のリクエストもききながら。ほどよくバランスをとって、わが家の‟ちょうどいい”をみつけていきたいと思っています。

食いしん坊母の道半ば奮闘記として「おうち食堂」を楽しんでもらえたら嬉しく思います。

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